【和食】旬味 福でん 味と雰囲気で勝負!心で味わうランチ
日々のランチのお店を選ぶ要素として皆さんは何がキーワードとなってくるでしょうか?「安い、早い、旨い」の3要素が決めてとなっている方は多いと思います。しかし毎日それだけで良いのでしょうか?今回ご紹介する『福でん』さんは決して激安でもなければ、回転率重視の薄利多売のお店ではありませんが、旨さと雰囲気だけはピカイチなお店です。たまには味と雰囲気の贅沢をしてみるのはいかがでしょう?
【旬味 福でん】
ランチタイム:11:30 – 13:00
定休日:土、日、祝
平均価格帯:¥1,000
住所:千代田区富士見2-4-6
電話:03-3511-8008
外観から敷居の高そうな雰囲気が漂うお店『福でん』さん。人通りの多い場所にあるので、気になっている方も多いのでは?
実は私もその内の一人で、近所だしいつか行くだろうとは思っていても、きっかけが無いとなかなかその暖簾を潜る機会がありませんでした。
せっかくだから今回は『福でん』さんに突撃取材してみよう!と思い切って飛び込んでみました。
店内はかなり落ち着いた純和風の造りで、カウンター数席と2つのテーブル席、そしてお座敷があります。
決して無駄な装飾はなく、これがかえって新鮮でもありました。
日替わりのランチメニューは一種類のみ。当日のメニューは店頭に貼り出されています。
この日私達の前に運ばれたランチは、以下の通り。
・サワラと豆腐の揚出し
・もずく酢
・ご飯、みそ汁、漬物
締めて¥1000なり。
『サワラと豆腐の揚出し』は、かなりボリューム感があり、見るからにご飯が進みそうです。
男性2名で訪れたからか、ご飯はまるで昔話に出てきそうな超大盛り!これだけでも嬉しくなってしまいます。
まずはみそ汁をいただきます。あっさりと優しい鰹出汁の味に思わず、「あ〜、優しい」と溢れてしまいました。
続いてもずく酢。普段スーパーなどで3パック100円のものばかり食べていたので、これぞ本物のもずくと言わんばかりの食感と上品な三杯酢のバランス感に感動です。
そしてメインの『サワラと豆腐の揚出し』は、身の締まったサワラが衣の中でしっかりと主張していて、それが丁度良い濃さの出汁に絡まって「旨い!」と唸らずにはいられない仕上がりでした。
『福でん』の亭主は頑固そうなオーラを醸し出していますが、その亭主が作る料理はまさにこだわりの塊だと実感しました。
「分かる人にだけ味わってもらえばいい」と言い放つ亭主の言葉には、他の低コストなランチとは元々同じ土俵で勝負していないという確固たる自信を感じられます。
今回『福でん』さんにお邪魔してみて、『安い、早い、旨い』だけがランチじゃない!
たまにはランチもゆっくりと味や雰囲気を心から楽しめるような余裕を持ちたい!と思えた取材となりました。